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アンファー『スカルプD』は“発がんシャンプー” 幼児用にまで使用、カリフォルニア州では警告表示義務

2014.01.23 06:33|健康・病気・医療
my news japanさんより転載


アンファー『スカルプD』は“発がんシャンプー” 幼児用にまで使用、カリフォルニア州では警告表示義務



Baidu IME_2014-1-20_18-35-10
『スカルプD』には、オイリーとドライの2種類のシャンプーがある。その成分表示には、カリフォルニア州で発がん物質として消費者向けに警告義務が課されている成分が含まれている。(赤下線の部分)


発がん物質の警告表示が義務化されている米国カリフォルニア州で、シャンプーに使われる「コカミドDEA」という化学物質が新たに規制対象となり、環境団体が市販のシャンプーを調べ、配合されているのに警告表示のない製品について、訴訟を起こしている。日本の男性用商品で同じ成分を使っているシャンプー類を調査したところ、ワースト1位は、サッカーのスーパースター・メッシや、知名度の高いお笑い芸人らを起用した膨大なCМ攻勢で『スカルプD』を売り出しているアンファー社で、10商品中、8つに配合中。ベビー用シャンプー、ベビー用ボディソープにまで使われていた。2位以下は『シーブリーズ』の資生堂が4品中1品、『ルシード』『ギャツビー』のマンダムが11品中2品。アンファーがダントツの発がんワースト企業だった。(商品調査結果は3つめの画像参照)




【Digest】
◇シャンプーに含まれる発がん物質「コカミドDEA」
◇日本で発がん成分を含むシャンプーはどれか?
◇スカルプDは発がん物質入り 赤ちゃん用シャンプーにも
◇ルシードはシャンプー1種類のみ
◇ギャツビーはフェイシャルウォッシュの1種類のみ
◇シーブリーズは、ボディシャンプーの1種類のみ
◇成分量の大小が不明な薬用シャンプー
◇環境団体が市販のシャンプー成分を調べて告訴





シャンプーや化粧品を選ぶときに、成分表示に目を通してチェックしている人はどれくらいいるだろうか。友人数人に聞いた範囲では、チェックはするけど「海藻エキス」など体によさそうな成分があるものを選ぶ、という意見が多い。

 有害成分が入っているかどうかをチェックしようとすると結構、大変だ。現在、化粧品は全成分表示となっているが、全成分の有害性をチェックするのはとてつもなく大変な作業が待っている。また、化粧品のシャンプーと薬用シャンプーとでは、同じ成分であっても表示名が違うことがある。ますます混乱を増す。

 だからせめて、明らかに有害と認められる成分については黒塗りするなり、一目でわかるようにしてもらいたい。

 8月31日の記事で、アメリカ・カリフォルニア州では発がん性と生殖毒性のある化学物質をリスト化し、それらが含まれる商品には警告表示を義務付ける法律(プロポジション65)があることを紹介した。

◇シャンプーに含まれる発がん物質「コカミドDEA」
 2012年6月22日、その発がん物質リストに新たな成分が追加された。それが、「ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド」(別名、「コカミドDEA」)という化学物質だ。以下の説明で概ね正しい。


コカミドDEAとは、ヤシ脂肪酸とジエタノールアミン(DEA)を縮合して得られるジエタノールアミドの事です。別名:ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド。非イオン性界面活性剤です。
 洗浄剤に添加した場合、泡の安定性、増粘、起泡、洗浄性を高める効果があり、他の界面活性剤の補助として配合されることが多いです。親水性増粘剤としても配合されています。
 シャンプー、クレンジングなどに利用されています。
 淡黄色~黄褐色の液で、わずかに特異臭があります。

 出典




起泡剤とは、ボディーシャンプーなどの泡立ちをよくするためのもので、実は洗浄するために泡は必要なのだが、泡がよく立った方が感覚的によいので使われている。


Baidu IME_2014-1-20_18-44-47
コカミドDEAの発がん性については1998年の日本の学会誌でも紹介済み


この物質に発がん性が指摘されたのは1997年にさかのぼる。専門家の間ではよく知られている話らしい。

 1998年の日本油化学会誌に、アメリカで、このコカミドDEAの発がん性を示す動物実験が報告された結果、代替物の開発が活発化しているという記事が掲載されている。

 しかし、それ以降現在まで、アメリカでも日本でもコカミドDEAに対する規制は実施されなかった。有害性が指摘されていながら、規制に必要なリスク評価が行われずほったらかしになっている化学物質は多く、コカミドDEAもその一つといえる。

 企業の自主的取り組みに頼るだけでは不十分であることの証ともいえる。消費者には情報提供されず、いまだに使われ続けている。

 ようやく、2011年に世界保健機関(WHO)の付属機関で発がん物質を評価する国際がん研究機関(IARC)が「ヒトへの発がんの可能性あり」と評価した。

 「発がんの可能性あり」の判断の根拠となったのは、2001年に行われたアメリカ連邦政府の研究計画(NTP)の一環の動物実験だ。マウスの肌に塗る実験で、肝臓と腎臓のがんが増えた。疫学研究などのヒトでのデータは無いということで、「可能性あり」という判断になった。

 IARCの発がん評価などを受けて、カリフォルニア州では2012年6月22日に、コカミドDEAを、警告表示が必要な発がん物質リストに入れた。

 新たな物質がリスト入りされると、企業に対しては1年間の猶予期間が与えられる。その間に代替物質に変更するなり、商品に警告表示を付けるなどの準備をするためだ。


◇日本で発がん成分を含むシャンプーはどれか?

日本では全く規制がないわけだが、もし日本のシャンプーでコカミドDEAを使われているものをカリフォルニア州に輸出しようとしたら「発がん物質を含みます」という警告表示をつけないと、1日当たり2500ドルの罰金を課せられることになる。

 われわれは、どの商品を避けるべきなのか。日本の主要メーカーのシャンプー類に、どれだけコカミドDEAが使われているのか調べてまとめたのが、下記一覧表だ (※クリックで拡大)


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