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〈フクシマの悪夢〉を隠したい人たち ~たとえば、WHO?~

2013.03.12 15:02|原発・放射能・原子力
JanJanBlogさんより転載


〈フクシマの悪夢〉を隠したい人たち ~たとえば、WHO?~

三上英次


 ◇◆◇環境省からの他府県検査結果をどう読むか?◇◆◇

 3月8日、環境省は福島県外の子どもたち約4400人の「甲状腺検査」の結果を発表した。すでに福島県では事故当時18歳以下の子ども約36万人を対象に、甲状腺検査(超音波検査)が進められている。今年(2013年)1月までに約13万3千人が検査を受け、41.2%に2センチ以下ののう胞や5ミリ以下の結節(しこり)が見つかった。

 甲状腺については、今回福島で行われているような超音波検査の統計的データが無いため、環境省は長崎市、甲府市(山梨県)、弘前市(青森県)の3~18歳の子ども約4400人に、昨年11月から同じ超音波検査を実施した。8日に発表されたその検査結果によれば、3市およそ4400人で、2センチ以下ののう胞や5ミリ以下の結節のあった子どもが56.6%(福島は上記41.2%)、それ以上の大きさののう胞などがあった子は1%(福島は0.6%)いたという。

 その発表について、朝日新聞(2013年3月8日付)は、長崎大学名誉教授で、放射能影響研究所の理事長も務めたN氏(1932年~)のコメントを次のように紹介している。

 「超音波検査の性能が上がり、嚢胞などが見つかりやすくなった。福島が異常な状態ではないとわかった。ただし今回の調査だけでは、被曝の影響の有無は判断できない。福島で生涯、検査を続けることが必要だ。地域性もあるため、福島県で事故後に生まれた子への検査との比較も必要だ」

 他の一般紙も「甲状腺検査結果、他県も同様」といった見出しで本検査の結果を伝えているが、ニュース記事への一般人の書き込みには、こんな意見も見られた。

 「ほぼ日本全域が汚染されてるってことだろ?」 

Baidu IME_2013-3-11_14-46-52

子どもの甲状腺にのう胞や結節が生じることと被ばくとの因果関係は、まだわからないことが多いという。だとしたら、今回のような他県での4400人の検査結果をもって、特に福島県の子どもたちの状態が、「ほかの県と同様で、異常な状態ではない」「心配なし」とはすぐに結論づけられないはずだ。

 つまり、福島の子どもたちが「異常なし」と言えるためには、他県の4400人が「福島と同レベルの被ばく環境にない」ということが明らかにされ、かつ医学的に甲状腺ののう胞や結節の生成原因が被ばく以外にもあるということが証明されていなければ、福島県が「ほかの県と同様で異常な状態ではない」「心配なし」とは言えない。

 「ほぼ日本全域が汚染されてるってことだろ?」という書き込み通りに「日本全国の子どもたちが被ばくしているのかもしれない」し、のう胞や結節生成には被ばくとそれ以外の原因があり、福島の子どもたちは被ばくが、今回の他県の子どもたちは被ばく以外のことが原因かもしれないからである。

 だから、今回の他県の子どもたちが実は福島同様に被ばくしていたり、のう胞や結節のできる原因が複数あったりするような場合には、今回の検査結果からでも「福島の子どもたちは、被ばくが原因でのう胞や結節ができていた」と言い得ることになる。そのあたりの見極めが無いまま、ただ「福島が異常な状態ではないとわかった」と言うだけでは、それは単なる個人的願望を吐露しただけではないかと勘ぐられてしまうに違いない。

 京都大学の小出裕章氏は著書や講演で、チェルノブイリ事故による放射性物質が地球を周回して来て、1周まわって来た放射性物質のために、計測していた線量が再び増えたことを書いているから、一般人の「ほぼ日本全域が汚染されてるってことだろ?」という自嘲気味の書き込みが、あながち誤りとはいえない。

 上記のN氏――素性は原発に関心のある人なら、たいていの人は聞いたことがあるはずだ。長瀧重信氏――そう、かの「笑っている人には放射能は来ない」と言った山下俊一氏(1952年~)の“師匠”格の人物である。

 下に、長瀧氏の動画(→《関連サイト》〔4〕)を貼っておいたが、その言うことにどこまで真実があるのか、ぜひ多くの人に視聴してもらいたい。

Baidu IME_2013-3-11_14-48-23



 ◇◆◇〈フクシマの悪夢〉を隠したい人たちの論法◇◆◇

 朝日新聞に載った長瀧重信氏の「超音波検査の性能が上がり、のう胞などが見つかりやすくなった」とのコメントは、いわゆる“原発推進勢力”からよく聞く言葉だ。

 たとえば、「昔は甲状腺がんは100万人に1人だったが、いまは医療機器の性能がよくなったために、発見率があがり増えたように見えるのだ」というような言い方である。

 かりに「医療用機器の性能がよくなって、病気が見つけやすくなった」と仮定しても、昨今のその手の言い方には2つの大きな誤り(詭弁)があるので注意が必要だ。

 (1) 都合のよい時だけチェルノブイリ事故を引き合いに出す“推進派”

 もし、最近は医療機器の性能がよくなったために昔に比べて病気を発見しやすくなったとしよう。だとすれば、チェルノブイリのケースは、すでに現代では当てはまらなくなっているはずだが、鈴木眞一福島医科大学教授らは都合が悪くなると、この「古い」ケースを言い訳に使う。こんな具合だ。

例 チェルノブイリでは、事故から4年後に甲状腺がんが発生しているから(注:これは厳密には誤り、4年後からは「急増し始めた」のであって翌年から甲状腺がんは発生していた)、いま福島で見られる甲状腺がんは、原発事故が原因ではない。

 いまは「医療機器の性能がよくなったために昔に比べて病気を発見しやすくなった」と言っておきながら、病気が発見しにくかった頃のことを引き合いに出して「いまの甲状腺がんが原発事故の原因ではない」というのは明らかにおかしい。いまは「医療機器の性能がよくなったために」昔なら検知できなかった病気(甲状腺がん)も発見できる、したがって、いま発見されて来ている福島の子どもたちの甲状腺がん(疑いも含めて10例)の原因は、2年前の原発事故であると考えられる――こう考えて検証を進めていくことに何の不都合も無い。むしろ、「医療機器の性能がよくなったために昔に比べて病気を発見しやすくなった」と言うのなら、そうコメントするほうが自然である。

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 (2) 「早期発見できるようになった」→「放置してよい」ではない

 もう一つの誤りは、「医療機器の性能がよくなったために昔に比べて病気を発見しやすくなった」としても、それを理由に病変を放置しておいてよいことにはならないということだ。

 100歩譲って、「医療機器の性能向上により、昔に比べて病気を発見しやすくなった」としよう、それならば、それだけより早く治療なり避難なりを考えられるはずで、「~発見しやすくなった」だけで、「心配ない」等とは言えないはずだ。

 昔なら見つけられなかった病変をいち早く見つけ、その原因を突き止め、必要ならば迅速に子どもたちの〈避難〉を考えるべきではないのだろうか?早く手を打てるようになったにもかかわらず、手をこまねいているというのは、どういうことだろうか?

 しかも、福島とチェルノブイリとでは、決定的な違いが1つある。それは、チェルノブイリでは、それに先立つ前例はほとんど無いに等しかったのだが、福島の場合は「チェルノブイリ」という貴重な前例があるのだ。子どもたちの避難が、原発事故から5年経って本格化したチェルノブイリの場合、子どもたちにどういう健康被害が出たか――福島に子どもたちを囲い込もうとする人々自身がよく知っているはずだ。

 さらに、昔に比べて医療機器が発達する一方で〈ペトカウ効果〉(注:低線量被ばくのほうが、高線量で短い一時期に被ばくするよりも被ばく量が同じでも健康被害が大きくなること)のような「昔はわからなかった医学知識」も明らかになっている。「子どもたちの医療費を無料にする代わりに、国で責任をもって避難させない」などという施策は、いのちを軽視した暴挙でしかない。

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 ◇◆◇NHKの放送戦略◇◆◇

 震災後2年が経つこの時期、NHKでも「震災特集番組」が目立つ。

 たとえば、東日本大震災以前の天災から人々が復興していった様子を放映したり、いま復興の進む地域での人々の表情を伝えたりと――相変わらず巧みである。

 今回の震災と原発事故では、「復興できる地域」と「できない地域」が出来てしまった。霞が関の官僚や政治家は、十把一絡げにして〈東北の復興〉と言う。しかし、それは誤りで、ばく大な広い土地が復興不可能になっている。どの土地が復興できて、どの土地は人が住んではいけないのか――その区分を明らかにしないで「復興」の取材映像を流すというのも、ある種のマインドコントロールだろう。

 さらに「視聴者の声」として…「1日も早く除染が済むように願っている」とか「地域をあげての除染で早く住民の人たちが帰れるようになるといい」などの意見をテロップで流すに至っては悪質ですらある。「除染」はホットスポットでの除染などのごく例外的な場合を除いて、田畑や山全体が放射能に汚染されている場合はやっても意味がないことをまずきちんと説明すべきである。

 それよりも、「疑いの強い7人を含めて10人の甲状腺がん発生」のニュースを、いまだにNHKは全国放送で伝えていない――。このまま“最後”まで放送しないつもりなのか、NHKの良識を疑う。

(参考)「そこまでやるか、NHK」 http://www.janjanblog.com/archives/92110

    

  ◇◆◇〈フクシマの悪夢〉を隠したいのは国内勢力だけではない◇◆◇

 肥田舜太郎医師は、昨年横須賀で行われた講演で次のように述べた。

 「世界の核開発(原子力開発)を進めようとするような巨大勢力の子分みたいなのが、日本にこれからもいっぱい来るはずです。

 福島の被害は、世界中にいる『核を擁護する勢力』には、たいへんな脅威なのです。〈内部被ばく〉した子どもたちの実態が明らかになることは、彼らにとって何としても避けなければいけないことです。原子力発電所の事故は起きたが、ことに放射線に関する被害は無かったということにしたいのです。

 なぜなら、日本だけではありません、福島の事故の実態を世界中の人たちがつぶさに検証して、その結果、原発や核兵器について『NO!』と言うようになれば、核兵器を持っているわけにはいかなくなるからです。

 ――これまで通り、核兵器を作り続けたい

 ――原発も輸出したい

 こう考えている勢力が、『核を擁護するための運動』を福島に集中させているのです。そして、〈内部被ばく〉が危険ではないという空気を作りだして、福島の人たちが『体の具合が悪い』ということを言いにくくするのです。『具合が悪い』と言うと『そんなことを言うのなら、よそで言ってください』と言われるようになるでしょう。

 今も、福島のご婦人で…『女性として大切にしている髪の毛が抜けてしまった』という相談が来ています。これまでは抵抗力の低い子どもたちに、〈内部被ばく〉の症状が出ましたが、今後はおとなにも出るでしょうし、新たに放射能の降ったところでは、またそこで〈内部被ばく〉の症状が出るでしょう。

 なぜなら、いまも放射能の拡散は止まっていないのです。その拡散を止める方法は無いのです。どうしても止めると言うなら、何百人の作業員に死んでもらわないといけない。それほど、放射能の汚染はひどいものになっているのです。」

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 肥田医師の言う「世界の核開発(原子力開発)を進めようとするような巨大勢力の子分みたいなの」は、【心の除染】を勧める「エートス・プロジェクト」や、IAEA(国際原子力機関)の閣僚会議だけではない。

 つい先月(2月28日)、福島原発についての報告書を出したWHO(世界保健機関)の報告書も私たちは忘れてはならない。この報告書(福島レポート)は「予測される危険は低く、目に見える形でのがんの増加は予想されない」とし、日本の大手メディアやNHKもニュース報道しているが、どのメディアも報告書の中身を“もっともらしく”伝えるのみで、いちばん肝心なことが、そっくり抜け落ちている。

 それは、WHOは、世界で原子力(すなわち核)を推進するIAEA(国際原子力機関)にコントロールされており、WHOはIAEAの許可なく放射線被害の調査・研究、さらにその報告書の公表をしないという協定(1959年)にしばられているという事実だ。さらに最近(2009年)では、WHOにそれまであった「放射線健康局」という専門部局が“解体”させられているから、WHO自身の実質的な調査能力は限りなくゼロに等しいと言える。

 もう一つ、私たちが意識して考えなければいけないのは、この「福島レポート」の発表時期だ。そう――発表は、2月28日。このタイミングでWHOが発表すれば、日本のメディアが、それを日本国内で報道するのが、3月のあたま。それを人々が目にして、心の中に染み込む頃、ちょうど震災丸2年を迎える。事実、2月28日の発表の直後に、少なくとも朝日、読売、毎日、東京の4紙は「福島レポート」を伝えているし、NHKも同様だ。

 このWHOの…と言うより、WHOを陰であやつる勢力の、恐るべき周到な計算には舌を巻く。折しも、3月10日(日)、東京の日比谷~霞が関一帯で《原発ゼロ☆大行動》が企画され、およそ4万人(注:主催者発表)もの人たちが「反原発」を訴えた。人々のシュプレヒコールは当日の寒空を突き抜けるように周囲に響いたが、それと同じく“推進派”も世界的規模で連係している。

 どうぞ、ご用心のほどを――。

(了)

    
《関連サイト》

〔1〕《原発ゼロ☆大行動》 主催者:首都圏反原発連合

 http://coalitionagainstnukes.jp/

〔2〕環境省・福島県外3県における甲状腺有所見率調査結果(速報)について(2013.3.8)

 http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16419

〔3〕WHOによる「福島レポート」

 〔全体版〕

http://www.who.int/ionizing_radiation/pub_meet/fukushima_report/en/index.html

 〔簡略版/プレスリリース〕

http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2013/fukushima_report_20130228/en/

〔4〕長瀧重信長崎大学名誉教授の語る「放射線による人体への影響」(動画)

 http://www.jaero.or.jp/data/02topic/fukushima/interview/theme01.html

    

  《参考サイト》

◎除染情報プラザ

 ※リンクにある「放射能の影響を、どう考えればいいのですか?」は噴飯物!

 http://josen-plaza.env.go.jp/

◎除染プラザ/イベント

 http://josen-plaza.env.go.jp/info/event/201303.html#e130315b






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